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ミッドナイトイーグル

3連休も仕事。しかし、仕事場にいってもスタッフは少なめ。
仕事場のスタッフは少なめだけど協力会社のスタッフは作業をしているので休めない。
休んでもいいのだが、無理なスケジュールとリクエストをお願いしている自分が休むわけにもいかない。

疲れが溜まってきたせいのか、いまいち元気が出ない。
妙なすったもんだのせいでモチベーションが失速した感もあるし、思ったようにパフォーマンスや品質が上がらない苛立ちなのかもしれない。しかし、1年前の惨状から考えるにこれ以上のスケジュールのスピード化とクオリティアップは難しい。だって××が○○△△なんですもの…。以下自粛…。

気晴らしにというわけではないが「ミッドナイトイーグル」を仕事帰りに観る。
箱は近所にできたTOHOシネマズ西新井。電車で5分。歩いても30分の場所にシネコンができたのはありがたい。レイトショーは1200円で財布にもやさしい。
画面はすべて中規模程度だが、普通の映画を観るならばこれで十分。大作を観るときだけ銀座や六本木に見に行けばいいだろう。帰りのタクシーも1000円で済んだしリーズナブル。

さて「ミッドナイトイーグル」。原作は全然話題にならなかったので未読。以前同じ原作者の別の小説「スピカ」を読んだことがあるがおもしろくなかったのであまり期待もしていなかった。舞台が登ったことがある北アルプス穂高岳、槍ヶ岳の近辺らしかったのでロケ映像がどんなものかと思い観ることにした。

細かいことを気にしない観客ならばそれなりに見れる映画だとは思うが、自分はこの手のポリティカルアクション系が好きなので細かいディテールやご都合主義の展開が気になって仕方なかった。

以下、ネタバレ。

まず、ステルス爆撃機が北アルプスに墜落したら、横田基地の米軍がだまっていないだろう。その時点で自衛隊の出る幕ではないと思うのだが、ビタイチ米軍の描写ない。また横田基地で北朝鮮工作員がステルス爆撃機に爆弾をしかけたことになっているが、米軍の最重要機密であるステルス爆撃においそれと近づけるのはおかしいし、搭載核爆弾の爆破コードを書き換えるなんてこともありえない。

また、冬の北アルプスの山中に墜落したステルス機を正確に北朝鮮工作員が捜し出せてしまうのも変。どこからその情報を仕入れたのかと。よしんば情報を仕入れたとして吹雪の北アルプス山中で外国の勝手も知らない工作員が墜落機を探すなんて不可能に近い。というか、地元の山岳ガイドだって探すのは至難の業だ。
爆撃機の搭載されていた核弾頭の爆破コードを解読することがストーリーのキモになっているが、ここもおかしい。爆撃機の発射コードはパイロットが勝手に打てないようにするために、必ず大統領のブラックボックスによる解除が必要なはずなのだが…。

それ以外にも吹雪の山中に墜落したステルス機にまったく雪が積もっていないとか、北朝鮮工作員強すぎで自衛隊弱すぎとか、北朝鮮工作員はRPGロケットランチャーを背負って北アルプスを登ってきたの?とか、ステルス機のCDDが使えるんだから核弾頭の発射コードも遠隔操作できるんじゃないの?とか、なんでパスワードがメモリーカードとかじゃなくてチップなんだよ!とか、ナパーム使わなくても通常弾頭で雪崩起こせばいいんじゃないの?とか、おい自衛隊!衛星電話はもってこなかったのか?とか、いくらスクープとはいえ雑誌記者が北朝鮮工作員をかくまうっておかしくない?しかもそれが嫁の妹?奇遇ですね!とかツッコミどころ満載。しかし、この辺は原作の線の細さが原因じゃないかと思う。

まあ、そういう細かいところは映画だからいいじゃないの、と捨て置いてもいいのだがそれならもっとド派手にドンパチをやってほしかった。せっかく日本の絶景北アルプスが舞台なんだから、それを生かしたアクションがあってもいいと思う。
クリフハンガーとかバーティカルリミットくらいの突き抜けた見せ場がないのが物足りない。
個人的には穂高の稜線でドンパチしたり、コブラが北アルプスを舐めるように飛ぶところかを観たかったと思うが、実際にやるとなると大変なんだろうなぁ。

肝心のロケ映像のほうは序盤の穂高の稜線部分以外はどうも別の場所で撮られたようで地味な雪山風景に…。これじゃあ北アルプスを舞台にしている意味が…。
ちなみに舞台となるステルス爆撃機の墜落場所は架空の場所でどこに落ちたのかイマイチわからず。絵の位置関係から考えると常念岳と双六岳の間の沢ぞい、温泉でいうと新穂高温泉(槍見館)の先の山を越えた裏手あたりのよう。

主演の大沢たかおのマトモな演技に助けられてそれなりの映画にはなったが、「ホワイトアウト」のように織田裕二とかだったら目も当てられなかったと思う。

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Comments

僕は原作読んでから映画も見たんですが普通に楽しかったです。
原作者の高嶋さんは科学者で原子力の専門家ということもあって、3000度(?)以上の高温なら核爆弾も誘爆しない云々のくだりには説得力が感じられました。
あと
>>横田基地の米軍がだまっていないだろう。その時点で自衛隊の出る幕ではないと思うのだが
とありますが、原作ではちゃんと自衛隊と米軍が共同戦線張っていました(でも全滅)。

ミッドナイトイーグル以来高嶋さんの本にはまっていろいろ読んでいるんですが、特にペトロバグがおすすめですよ。
これも映画化しないかな。

最後に、当分昔の記事にコメント付けてごめんなさい。

Posted by: ポニョ | July 22, 2008 at 07:42 PM

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